猫をお風呂に入れるなら適切な頻度はどれくらい?正しい入浴法も

猫は水が苦手、お風呂は必要ないという話を聞いた事がある方は多いのではないでしょうか。

ですがどうしてもニオイや汚れが気になる場合、どのくらいの頻度で洗ってあげるべきなのでしょうか。

猫のための正しい入浴法も調べてみました。

目次

猫をお風呂に入れる適切な頻度は?

長毛種は1〜2ヶ月に一回、短毛種は年1〜2回でOK

長毛種の猫は、自分で毛繕いしても飼い主がブラッシングしてあげても、どうしても毛が絡まったり汚れが残ってしまうため、定期的にお風呂に入れてあげる事が推奨されています。頻度としては1ヶ月に1回〜2ヶ月に1回程度。

短毛種の猫なら1年に1回から2回が適切だと言われています。

お風呂は猫にとってストレス?

もともと猫は水を嫌う生き物。

猫の毛は細くて油分が少ないので水に濡れると乾きにくいのです。

濡れると乾くのに時間がかかり、体温が下がって命の危険があるから本能的に水を嫌うんですね。

なかにはお風呂が好きな猫もいるようですが、ほとんどの猫は水に濡れるのを嫌がります。無理やりお風呂に入れるのはストレスの原因になります。

また、洗い過ぎると必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥による皮膚病の原因にもなりかねません。

子猫は特に注意が必要

体の小さい子猫は体温調節が苦手です。よほどの事情がない限り 生後3ヶ月まではお風呂は控えましょう

ただし野良猫さんをお迎えする場合は動物病院を受診し、獣医師の指示に従って適切な方法でしっかり洗ってあげましょう。

ちなみに:うちのねこさまの場合

うちのねこさま(短毛種)、ここ数年お風呂に入っておりません。

なぜなら大暴れするし、拭かせてくれないし、ドライヤーなんて全力で拒否するし。

ビチャビチャでプルプル震えながら睨まれたら心が痛みます。

数年お風呂に入ってないにもかかわらず、皮膚に異常があるわけでもなく、なんならとても良い香りがします。


ねこさま

…?

猫をお風呂に入れる前の準備と注意すること

猫をお風呂に入れる前に気をつけたい注意点があります。

猫の体調

当然ですが、猫の様子が普段と違う時はお風呂は控えましょう。

食欲がない、目ヤニが多い、うんちがゆるいなど、いつもと様子が違う時はお風呂は禁物です。顔やお尻は清潔なタオルを濡らして優しく拭いてあげましょう。

爪を切る

お風呂が嫌いな猫は、嫌がって暴れてしまう可能性があります。飼い主が怪我をするのを防ぐために、爪は切っておきましょう。

ブラッシング

あらかじめブラッシングで抜け毛を取っておきます。

毛なみを整えておくことでシャンプーの馴染みも良くなり、地肌の汚れも落ちやすくなります。

猫をお風呂に入れるために必要なもの3選

❶猫用シャンプー

猫の皮膚はとてもデリケートです。アミノ酸系、植物由来の低刺激の猫専用のシャンプーを用意しましょう。

また猫はニオイにとても敏感です。シャンプーで自分のニオイが変わってしまうことでストレスを感じてしまいます。できれば無香料のシャンプーを選んであげましょう。


❷猫用バスタブ

足先からそーっと濡らしていくために、猫の大きさに合わせたバスタブがあると便利です。

いきなりシャワーでお湯をかけるのではなく、溜めたお湯を少しずつかけてあげましょう。

折りたたみの桶なら収納も問題ありませんね。


❸大きめのタオル

洗った後は素早く水分を拭き取ってあげる必要があります。

大きめのタオルで包んで抱っこして、優しく拭いてあげましょう。

猫を安全にお風呂に入れる方法【大切な猫さまの健康のために】

猫は自分で毛繕いをするため、頻繁にシャンプーをする必要はありません。

それでも何かの理由でお風呂に入れたい時は、なるべく猫の負担にならないよう配慮しながら洗ってあげましょう。

お湯の温度

猫を洗ってあげる際のお湯の温度は35〜38度。

熱すぎず、ぬるすぎない温度で手早く洗ってあげましょう。

勢いよくシャワーをかけない 顔は濡らさない

シャワーヘッドに手をかぶせて、足元から少しずつお湯をかけていきます。また桶やバスタブに溜めてあるお湯を手でかけてあげて少しずつ慣らしていきましょう。

顔はお湯で洗わず、濡らしたタオルで丁寧に拭いてあげましょう。

どうしても暴れる、嫌がる猫さんは…

飼い主もずぶ濡れ覚悟で、膝の上に乗せて抱っこして洗うという手もあります。その際は引っ掻かれて怪我をしないように長袖長ズボン着用がいいかも知れませんね。

いろり

そこまでして洗わないといけない理由があれば…ですね

まとめ:猫のお風呂の頻度は控えめに

換毛期は抜け毛が増えて毛玉を吐いてしまう事もあるため、ブラッシングだけではなくシャワーでしっかり洗い流してあげたくなりますよね。

でも体温調節が苦手で濡れることを嫌う猫を無理やり洗うのは良くありません。

猫のお風呂は必要に応じて適切な方法で!

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